ELS 一覧

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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海女さんダイバーとイルカショー

#17. (2001年07月17日)

Six Flags の続きです。まずは水族館へ行くことにしました。ここはイルカのショーがメインなので水族館自体は小さいものです。私は旅行をすると(アメリカ国内)その土地の水族館を訪れることにしているので、それらに比べれば小さな小さなものです。しかし涼しかったし楽しめました。「お~タコや、おいしそう」とか言いながら。

次に訪れたのは、日本の扇や灯篭が飾ってある怪しげな場所。そこには日本の着物をドレスのように着た(すそが広がっていてみっともない)アメリカ人のおねーさんと、どうやら海士(あま)さんらしきこれまたアメリカ人の2人がショーをやってます。

人が多くて中央のプールがよく見えません。ボーイフレンドも「何やってるのか僕にはわからない」。見ていると、周りの観客が無愛想な海士さん(彼女は "Ama-san Diver" と呼ばれていました)にマグカップを渡し、海士さんがプールの底からアコヤガイを拾ってきてマグカップに1つずつ入れ、観客に戻しているのです。

1カップ11ドル、2つだと19ドル。で、そのなかに大きな真珠が入っていたら当たり~というわけです。

普通は8ミリ以下なので、それ以上だと「スペシャルゲスト」とか言ってチャイムが鳴り、ホワイトボードに名前を書いてもらえる、それだけです。

私とボーイフレンドはこういうものにお金を払うのがいやなので「やめとこやめとこ」と言って見てました。と言うよりも「から」の貝、つまり真珠が入ってない貝が大部分で、入っていた人だけ名前を書いてもらっているんだと思ったのです。

こんなギャンブルみたいなものには私たちはお金を払うのは嫌いです。ところが友達の彼氏が「はい、僕からのプレゼント」と言って、私と友達に1つずつマグカップをくれたのです。ま、タダならいいかとチャレンジしました。ちゃっかり者です。

結果、私のは「白の7.75ミリ20ドルの価値」というもので、タダで20ドルのものがもらえたので喜んでました。でも、真珠玉だけもらってもねぇ。しかも友達の彼氏からのプレゼントじゃ全然ロマンチックじゃないし。どうしましょう…。

イルカのショーは「これだけ?」と言う感じで終わり、ちょっとがっかりでした。時間は短いし、派手な演技も特になく。

ただイルカって賢いんですね。4匹(「4人」と呼んでも語弊がないくらい賢い)いたんですが、例えば人間の指示にしたがって演技をするのは理解できるんですけど(うちの犬でもする)、2匹同時に同じ場所からジャンプしたり、同じ方向へ泳いで行ったり…。どうやって彼らは理解してるんでしょう? 人間並の知能指数を持つ動物と言われてますが、や~感心しました。

その後は私と友達がアイスクリームを食べたいと言ったので、ローラーコースターの方角へ進みつつ、アイスクリーム屋さんも探しました。アイスクリームを頬張りつつ、1つ目のローラーコースターに到着。

これは日本でもよく見かける「木製」のローラーコースターです。並んでいる人も少なかったので、まずはこれから乗ることにしました。

さてみなさん。私のボーイフレンドは「ローラーコースターが嫌い」なのです。「じゃなんで、行くって言うのよ」と反論したくなりますが、ここは先にも言ったように水族館もありますからね。乗らずに済まそうと思ったのではないでしょうか。列に並んでいるうちからボーイフレンドの手のひらは汗でびっしょりぬれていました。体は大きいんですが、お化けの話も嫌いです。「そんな話したら、夜道一人で歩かれへんやん!」と怒ります。

この日2種類のローラーコースターとフリーフォールに乗りました。でもまた話が長くなりそうなので、ローラーコースターの話は次回ということで。【第18話へ】

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