FLS オンライン留学

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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ルームメイトの卒業

#47. (2002年05月13日)

先週の土曜日、ルームメイト、そして仲のいいお友達であるルビーちゃんの卒業式でした。当日は好天に恵まれ、それはそれはよい日でした。

当日彼女は先にチェックインしなければならないので、私がご両親を会場まで連れて行くことになりました。最初は会場まで歩いていこうということになっていたのですが、彼女のおかーさんが「慣れないハイヒールで歩くのはいや!」とおっしゃるので、じゃ、車で行きますか、ということになりました。9時ごろにボーイフレンドが来ることになっていたので、それを待ってから出発。彼の車はアパートの来客用駐車場に停めなければいけないので、結局私の車で行くことにしました。

といっても会場まで車で3分ほど。駐車スペースもなんとか見つけて会場のコンボケーションセンターへ向かいました。ここは普段、バスケットの試合なんかがあるところです。

会場に着いてからは今度は席探し。4つつながって空いているところがなくて、仕方なく会場の後方になる、椅子じゃなくて硬いベンチ席になってしまいました。これだと卒業生を後ろから見ることになり、あんまりいい席じゃないのですが、無いよりましです。

卒業式は3回に分けられます。土曜の午前と午後、そして日曜の午後です。土曜の10時からの分は、文系の中でも専門技術系の学科(建築、図書館学など)と美術、そして科学技術系の学科の学士、修士、博士号が授与される式です。スピーチパソロジーは専門技術に当たります。

式が始まると例のガウンとキャップの博士たちが先頭となり、今回博士号を取った人、修士の人、そして学士と続きます。基本的にガウンとキャップは皆同じですが(黒)、学士はただガウンだけ、修士はなんかスカーフみたいなのを後ろにたらしてます。これは大学のカラー、黄色と紺ものでした。博士もなんか別のものを着けていたような気がしますが、人数が少ないのであまり覚えてません。

実は私はアメリカの大学の卒業式に出席するのは今回が初めてだったのです。前に別の大学で修士号を取ったと日記で書いたことがあるかもしれませんが、そのときには卒業式に出席しなかったんです。なんでなのかよく覚えてません。すぐに日本へ帰りたかったのかなぁ。卒業証書はあとで日本に送られてきました。ここの大学、オハイオ大学のカラーは「深緑色」で、ガウンも同じ色で、他とちょっと違うのです。今となってすごく後悔しはじめました。ま、私も来年はここケントで卒業できる(?) わけだし、そのときまで楽しみは取っておきましょう。

さて、式が始まり、「プレジデントの入場です」と聞いたときボーイフレンドと2人で「ブッシュやったりして…ちゃうよな、大学のプレジデント」と冗談を言い合いました。実は先週、実際にブッシュ大統領がオハイオ州に来ていたからです。前のオハイオ大学は、前大統領クリントンさんの奥さん、つまりヒラリークリントンさんが「3回」も来られた大学で、私も1度拝見しました。しかも1998年の卒業式にはスピーチに来られたみたいです。私は出席してないので見てません。だから、ブッシュさんが来るのもあながち冗談ではないというわけです。

卒業式

というわけでプレジデントの話が始まり(ケントのプレジデントは女性です)、そのあと事務長の長~い祝辞があり(本当に長かった。彼に「3分間スピーチ」って本を贈ろうかと思ったくらいです)、そしていよいよ卒業生に卒業証書が1人ずつ渡されます。卒業生が舞台両脇の入り口に二手に分かれ、そこから入場し、名前札みたいなようなものを名前を読み上げる役の人に渡します。2人がうまく交互に卒業生の名前を読み上げていき、卒業生はその先にいる「誰か」と右手で握手をし、左手をクロスして、その横に立ってる人から「仮」卒業証書を受け取ります。本物は後で送られてくるのです。中央のスロープを降りて、もとの自分の席に戻ります。

名前を読み上げる人も、全員の名前を正確に読めるわけではないので、読み方がわからない場合は一瞬のうちに「なんて読むの?」と尋ねてるみたいです。私のルームメイトは、英語名は "Ruby" ですが、本名は "Tsu-Hsuen Cheng" といい、発音は「ツーシュエン・チェン」みたいな感じです。"H" から始まるのに、なんで「シュ」って発音なのかわかりません。苗字は「程」さんです。私達は「なんか変な発音やったけど、3音節の名前やから、多分ルビーやろう」と判断しました。あとで聞いたのですが、彼女、その名前を読み上げる人に3回も自分の名前を言ったそうです。でも、まあまあのでき、と言ってました。 「私、もっとひどい名前で呼ばれたことある」って言ってましたから。私の名前もアメリカ人には正確に発音してもらえません。このことについては長くなるので、また 次回に。

ルームメイト

この式の後、レセプションがあるということで会場に行ってみると、お菓子とコーヒーが置いてあるだけのものでした。先生なんかとお話したりできるのかなって思ってたのですが期待はずれ。コーヒー1杯ずつ飲んで、昼ご飯の場所へ行きまし た。昼はメキシカンのお店へ行きました。私もボーイフレンドも、そしてルビーちゃんもお気に入りの場所です。

飲み物はお祝いということもあり、みんなマルガリータを注文したのですが、ルビーちゃんのおとーさんはテキーラを注文しました。彼は1年ほどカリフォルニアにいたことがあって、その時によくテキーラを飲んだそうです。食事中何回もこのおとーさんが乾杯をするので、これって文化の違い? などと思いました。やっぱり男同士ってことで、おとーさん、私のボーイフレンドにいろいろ話してました。まるで彼がルビーのボーイフレンドみたいに。とうとうボーイフレンドもテキーラを勧められ、おとーさんはテキーラ2杯目…。すっごくご機嫌でした。面白い人です。

帰宅後、ルビーちゃんにお祝いを渡しました。カードと、ガウンとキャップを着た熊のぬいぐるみと(彼女これが欲しかったそうです。よかった)、彼女お気に入りブランドのボディーローションやソープのセット、それと私が作った「ケント思いでの場所」額入り写真。デジカメとパソコンで作りました。どこにも売っていないオリジナルです。

そんなわけで卒業式無事終了。また暇な日が始まります。ではまた。 【第48話へ】

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