ELS 一覧

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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シャコバサボテン

#63. (2002年11月18日)

なんとも冬休みが待ち遠しい季節になってきました。冬休みまではあと3週間ですが、サンクスギヴィングの休みがあるので実質学校へ行くのは2週間ほどです。もう頭の中ではジングルベルが鳴り響いています。これは私のみのことではないでしょう。

さて、オハイオ北東部はまだ「しっかりした」雪が降りません。来週末、またまた暖かい日が戻ってくるようで、セーターを出したり T シャツを出したりの日々です。

しかし今朝はかなり寒かったです。車は霜で覆われていて、いざドアを開けようと思うと凍りついて開かないのです。そうそう、前に水をかぶせたら、氷が全部溶けていうまくいったっけ…。アパートの部屋に戻り、ラーメンのどんぶりに水を入れて、フロントガラスとドアにかけました。ドアはすんなり開き、さて、フロントガラスは、と見ると、なんと、水が再びフロントガラス上で凍り、霜ではなく本当の氷になってしまったのです! あほなことをしてしまいました…。

こちらの人は冬の朝に車に水をかけたりしないのは知ってたのですが、早く出かけたいのもあってこんなことをしてしまいました。しばらくがりがりやってみたのですが、そのままガスステーショ ンへ行くことにしていたので、見えにくい前方に注意しながら近くのガスステーションへ行き、なんとか氷をはがして出発することができました。

バタバタ生活の合間に 咲いてくれたお花

さすがに朝は寒いですが、こんな寒さの中、アパートの「シャコバサボテン」が咲いたのでご報告したかったのです。これは去年の10月に、Wal-Mart (有名スーパー)で2ドルもしないわずか10cm直径の植木ばちに植わったものを買ってきたものです。そのまま大事に持っていて、今年の夏に大きめの植木ばちに植え替えました。

シャコバサボテンはいわゆる短日植物で、1日の日照時間が12時間未満になると花芽をつける植物です。11月には花が咲くようにしたかったので人工的に短日処理をしました。8月の終わりから、夕方になると室内に入れてダンボールの箱をかぶせます。1日12時間以上かぶせておけばいいわけです。そして朝になるとまた外へ出してやりました。昼間の気温が15度を切るようになった頃から1日部屋において置きました。しかし、昼間の明るいときは陽を当ててやりたいので窓側に置いておきます。

シャコバサボテンは夏から秋にかけてたくさんの新芽を付けますが、短日処理をして、これが40日以上経ったものが花芽になり、それ以下のものはただの葉っぱになります。ですから、短日処理を始めた以前に出てきている葉っぱは絶対花にはならないので摘んでしまいます。

そんな努力の甲斐あって今月の初めに花が咲きました。本当は一番初めにできた蕾があったのですが、箱をかぶせる時に落としてしまい、写真の2つだけになりました。今はもう箱かぶせ作業はやめてます。箱かぶせ作業を続ける限り、花芽が付くそうなのですが、そんなことがあってやめました。

他にも小さなピンクの芽が付いてるのですが、これが全部咲くかどうかはわかりません。毎日のばたばた生活の合間にきれいに咲いてくれた花、すごくうれしかったで す。

カリフォルニアミラマー大学

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