アメリカで治安が良いのはどこですか?
「できるだけ治安の良い州・都市に留学したい」というご相談をよくいただきます。 このページでは、FBI の犯罪統計などをもとに 「比較的安全とされる州・都市の傾向」と、 アメリカ治安ランキング(州別) の 読み方・留学先選びへの活かし方をまとめました。
ご質問
アメリカ留学を考えています。アメリカで治安が良いのはどこですか?
お答え:統計上「比較的安全」とされる州の傾向
一口に「治安が良い」「悪い」といっても、 何を指標にするか・どの年のデータを見るかによって結果は少しずつ異なります。 MIYACO では主に、アメリカ連邦捜査局(FBI)が公表している violent crime(殺人・強盗・加重暴行などの凶悪犯罪)の統計をベースに、 州レベルの治安を確認しています。
その統計を見ると、概ね次のような州が 「凶悪犯罪率が低い州」として上位に入ることが多くなっています。
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メイン州・ニューハンプシャー州・バーモント州
ニューイングランド地方の小さな州で、全米の中でも特に violent crime の発生率が低い水準にあることが多い地域です。 -
コネチカット州・ロードアイランド州など北東部の州
治安の良い住宅街や学園都市が多く、統計上の犯罪率も全米平均を下回る傾向があります。 -
ワイオミング州・アイダホ州など人口密度の低い州
山岳地帯・平原地帯を中心とした州で、人口が少ない分、全体として犯罪件数も少ない傾向があります。 -
ネブラスカ州・アイオワ州・ミネソタ州など中西部の一部の州
産業都市と農村地域が混在しつつも、比較的落ち着いた生活環境を保っている州が多く見られます。 -
ハワイ州・バージニア州など一部の沿岸州
観光や軍事施設、官庁街などを抱えつつも、全体として暴力犯罪率が低い水準にとどまっている州の例です。
これらの州は、10万人あたりの凶悪犯罪件数が全米平均より低い傾向にあります。 ただし、同じ州の中でも都市ごと・地域ごとに治安は大きく異なりますので、 「州名だけで安全かどうかを判断しきることはできない」という点には注意が必要です。
州ごとの具体的な順位や数字は、最新のデータにもとづいて作成した アメリカ治安ランキング(州別) でご確認いただけます。
都市レベルで見るとどうなる?
「どの都市が一番安全か」というランキングも、さまざまな調査機関が毎年発表しています。 これらは犯罪率だけでなく、 自然災害リスク・失業率・医療へのアクセス・交通事故・経済状況 などを総合的に評価していることが多く、 年度によって上位の顔ぶれが入れ替わるのが一般的です。
一般的な傾向としては、
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大都市の中心部よりも、郊外の住宅都市
大都市のダウンタウンは人も多く事件・トラブルも起きやすいため、落ち着いた郊外の住宅街の方が「安全」と評価されることが多くなります。 -
観光地よりも、大学や住宅街が中心の地方都市
観光客が多いエリアはスリなどの軽犯罪も増えやすく、学生とファミリー層が中心の「カレッジタウン」の方が全体として穏やかな雰囲気であることが多いです。
とはいえ、同じ都市の中でも地区によって雰囲気がまったく違うこともあり、 ダウンタウンから少し離れたカレッジタウンだけがとても落ち着いている、というケースもよくあります。
そのため、都市名だけでなく、 キャンパスや寮が位置する「エリア単位」で情報を集めることが重要です。
治安ランキングを留学先選びにどう活かすか
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① 州ランキングは「ざっくりとした目安」として使う
順位が高い州にも注意が必要なエリアはありますし、順位が低い州にも落ち着いたカレッジタウンがたくさんあります。 まずは「極端に暴力犯罪率の高い州を候補から外す」、 「候補を数州に絞る」といった使い方がおすすめです。 -
② 実際には「都市・エリア単位」の情報がより重要
同じ州・同じ都市でも、ダウンタウンと大学周辺の住宅街では治安が大きく異なります。 キャンパスや寮の場所がどのようなエリアにあるか、現地スタッフや在学生の声も含めて確認すると安心です。 -
③ カレッジタウン・郊外のコミュニティカレッジは落ち着いた環境のことが多い
学生とファミリー層が中心の「カレッジタウン」は、夜遅くまでバーが並ぶ大都市中心部に比べ、 全体として落ち着いた雰囲気であることが多くなります。 -
④ 自分の生活スタイルもセットでイメージする
車で移動するのか、バス通学か、徒歩で夜遅くまで出歩くことが多いのか…など、生活パターンによって体感治安は変わります。 「自分の暮らし方に合った立地かどうか」も、治安と同じくらい重要なポイントです。
治安に関わらず心がけたい基本的な防犯対策
日本と比べると、アメリカの violent crime 発生率は依然として高い水準にあります。 州や都市に関わらず、次のような基本的な防犯意識を持っておくと安心です。
- 夜間の一人歩きはできるだけ避け、人通り・車通りの多いルートを選ぶ
- スマートフォンを見ながら歩かない/音楽を大音量で聴きながら歩かない
- 財布・パスポート・PC などの貴重品は「見せない・持ち歩きすぎない・部屋に放置しない」
- 知らない人からの車への同乗の誘いなど、不自然な誘いにははっきりと No と伝える
- キャンパス内のセキュリティサービス(夜間の送迎・緊急電話など)があれば、利用方法を事前に確認しておく
こうした基本的な対策を徹底することで、統計上の治安よりも 「自分の身を守る力」 を高めることができます。
治安を重視した留学先選びについて相談したい時は?
「できるだけ治安の良い州・都市を選びたい」「このカレッジタウンの雰囲気を知りたい」など、 治安を重視した都市・学校選びのご相談も承っています。
ご希望の出発時期・期間・予算・希望エリア・治安に関するご希望などをお知らせいただければ、 MIYACO よりいくつかの候補都市・学校をご提案いたします。
※このページの内容は、FBI 犯罪統計など 2025年時点で公開されている情報をもとに作成しています。最新の状況は適宜公式情報をご確認ください。


