ELS 一覧

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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厳しい駐車場事情の中で

#40. (2002年2月13日)
中国歴のお正月

昨日は中国歴の「1月1日」お正月だったので、ルームメイトとお互いの友達を呼んで新年会をすることにしました。

私は授業が7時半まであったので(しかもこの日と前日試験があった)、パーティ開催もそれにあわせて7時半からはじめることにしました。それぞれ料理を持ち合いました。

なんと昨日はニューオーリンズのお祭り「マルディグラ」(フランス語で "Fat Tuesday" キリスト教の四節句の1つ "Lent" が始まる前の日で、ニューオーリンズでは大変な騒ぎのお祭りをします)であるということもあり、南部出身のアメリカ人の友達はケイジャン料理(ニューオーリンズの代表的な料理法です)を、香港出身の友達はピーマンの肉詰め(これは日本にもありますね)、韓国出身の友達はプルコギ(これはむちゃむちゃおいしかった!)、別のアメリカ人の友達はシュリンプカクテル、また別のアメリカ人の友達はフライにしたマッシュルームとズッキーニ、台湾人のルームメイトはチャーハンとデ ザート、またまた別のアメリカ人の友達はケーキ持参、で、日本代表の私は日本のカレーを作りました。

この国際色豊かなにぎやかなパーティに、なんと災難が訪れるのです。

その前に1つ説明しておかなければならないことがあります。私たちが住んでいるアパートは入居者以外の駐車場への駐車をすごく厳しく取り締まっています。1部屋に1つ、来客用許可タッグがあるにはあるのですが、私たちが住んでいるビルからかなり離れた別の「砂利駐車場」へ駐車しなければならないのです。この許可タッグを頻繁に使っているのは私のボーフレンドですが、このタッグを持っていない時は車から1歩も出ず、車の中で私がこのタッグをもって行くのを待つのです。

夕べは上に書いた通りたくさんの来客があり、ほかの部屋の人からタッグを借りることもできませんでした。学校内に駐車してそこから歩くという方法がありますが、私の友達の1人は牽引されることは全く平気で、いつも違反地域(つまり入居者の駐車場) に駐車してました。もちろん夕べもです。

その彼女が、明日試験があるので早めに帰ると席を立ちました。みんなでばいば~いと言ってしばらく、誰かがドアをノックします。出るとその彼女です。

彼女曰く「私の車、牽引された! 置いてた場所にないのぉ!」 台所の窓から見ると確かに牽引トラックが来ています。同じ駐車場に停めていたほかの友達は急いで外へ降りて行きました。

その2~3分後、ルームメイトの他の友達がやってきました。タイ人の友達とその友達のアメリカ人です。この人たちは男性です。来てすぐに「車ここに置いたらだめ、牽引車が来てる!」とみんなで言いました。2人は急いで降りて行ったのですが、運悪く牽引トラックに気付かれました。私の友達の方はオフィスに連絡すると今日取りに行くと90ドルで返してくれると言うことで、別の人に送られて帰って行きました。あとのアメリカ人の女の子2人は大丈夫だったみたいです。急いで別の、ちょっと離れた場所へ停めに行きました。で、このタイ人とアメリカ人の男性ですが、戻ってきたのはタイ人だけ。話を聞くと、もう1人のともだちは牽引はされなかった代わりに、その作業員に45ドル払ったそうです。で、機嫌を損ねて家に帰ったそうです。悪いことをしました。

今までボーイフレンドのことを結構小心者などと思ってたのですが、彼は正しかったのです。

友達

で、その後は残った者たちで11時半ごろまで、タイ語や中国語や日本語について、ア メリカ人の友達に「説明会」が開催されました。

最後まで残っていたアメリカ人の友達は、中国語は縦書きで、日本語は横書きで文章を書くのだと思っていたのです。漢字とカナの違いを説明したり、その同じ漢字でも日本語と中国語では読み方が違うとか、でも意味はなんとなくわかる、表意文字だからねぇなどという説明がますます彼女を混乱させました。

でもとても楽しかったです。最後は、タイ語、中国語、広東語、日本語そして英語で "Happy New Year" を言って締めくくりました。日本語の「あけましておめでとう」が一番長く、一番みんなが言えなかった言葉でした。なんせ10音節ですからねぇ。こんな複雑な言葉をしゃべる日本人なのに、なんで英語や他の言語が下手なんでしょうねぇ。不思議です。 【第41話へ】

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