ELS 一覧

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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アメリカ人はパソコンが得意か

#45. (2002年5月9日)

ご無沙汰してます、ども。何を隠そう、この4月から5月にかけて非常に忙しい日々を送っており、日記を書く時間がありませんでした。で、ようやく学期末試験も終わり、今日からはな~んにもすることがありません。というのは冗談で、また引越しをします。ルームメイト兼友達のルビーちゃんはこの度めでたく卒業します。卒業式は今週の土曜日です。

今日は台湾からご両親が来られることになっており、と言っても実は彼女のおねーさんがバージニアでこれまた勉強していて、先にそちらによってるので、時差ぼけとかそういうのはないでしょう。おかーさんには去年お会いしたことがあります。約1年ぶりの再会。土曜の卒業式はボーイフレンドと共に出席することになってます。

さてさて、私のこの最後の1ヶ月は地獄のようでした。ただ毎学期「今学期は今までで一番苦じ~ィ」と言ってるような気がします。実際にファイナルの週に試験を受けたのは1つだけだったのですが、ペーパーやテイクホームのテスト(家に持って帰ってするテスト)、そして先週はプレゼンテーションがあったのです。しかも私たちのグループはクラスの最初だったのです。これは私が「1番」のくじをひき、他のメンバーが「初日の最初の時間!」と言ったのでそうなりました。でも、今思うと一番でよかったです。

このプレゼンテーションは1学期間かかって準備します。毎週グループで集まってミーティング、そして最終の日に発表というものです。 しかも60分もあてがわれていて、私はその中でも重要な部分をしゃべらされることになり、しかも結論となる「締め」の言葉まで言わされたのです。私は「もっと簡単のんにしてぇ~」と言ったのですが、「大丈夫、大丈夫」となだめすかされ当日となりました。

前日にパワーポイント(プレゼンテーションソフト。以下 PP)を使いながらグループで練習をしました。私は約15分しゃべることになっていたのですが、その練習だけでもものすごく緊張して、口がカラカラ、そのうちろれつが回らなくなり、さらに発音は悪くなるばかり。自分がネイティブのスピーカーだったらなぁと思う瞬間です。わたしはネイティブではないので、アドリブでしゃべったりするのは緊張の極限のとき大変危険で、そんなことできるわけないので暗記はできなくても、それに近い状態でしゃべることに専念しました。時々でも観衆の顔を見るのは大事ですからねぇ。苦手な単語にはアクセント記号をつけて、間違ったアクセ ントや発音をしないように気をつけました。何回練習したでしょう…。

日本の教育ではあまりプレゼンテーションというのは教えませんよね。だからわたしもすごく苦手で、日本語だとわりとぺらぺらしゃべるほうなんですが、英語となるとやぱっり(発音が恥ずかしい)、(しゃべるのが遅い)とか、そういうのが弊害になりま す。でも、アメリカ人でも緊張するんだなぁというのが先週よくわかりました。他のグループの人ですが、平気でグループのメンバーの名前を間違えたり、汗たらたらかいたり…。メンバーの1人が「緊張する~」というので「私のこと考えてみてよ。英語はわたしの第一言語じゃないねんから」と言うと彼女は「そんなのみんなわかってるわよ~」という返事。そうか、考え方によると間違って当たり前というのが私にはあるな、とちょっと開き直った気分になりました。でも「出番」近くになると、手が震えているのがわかりました。結果的に「自分では完璧な」アメリカ英語ですらすら発表しました。プレゼンテーションの後、他のメンバーにも誉められ、ほっとしました。

このプレゼンテーションは7グループから発表され、2日間に分けられます。私達はその初日の1番だったというわけです。先生だけでなく学生も1人1人を評価します。ただ、自分たちの発表がある日は人の評価どころではないので、自分達が見学する日に発表する学生を評価します。昨日それがありました。試験は前の日に終わっていたし、余裕酌酌、ほんと気分よかったです。このクラスは、この学期末のプレゼンテーションと1回の中間試験で成績がつきます。だからみんな必死でこの1時間にかけるのです。

前から思っていたことで、このプレゼンテーションのあとにも再び確認したことがあります。みなさんは、アメリカ人ってみんなコンピューターが得意だと思っていませんか? だって、多くのシステムやインターネットってアメリカで開発されているものですからねぇ。ところがそれは大きな間違いです。ルームメイトとボーイフレンドと私の間で話題になったのは、このプレゼンテーションで未だに "OHP" (あの透明のシートを使うやつです)を使っているグループがいる、ということです。最初の私たちの発表の日は3グループのうち、結局は私たちのグループのみが PP を使いました。ボーイフレンド曰く「まさか、画用紙に書いてきた人はいないよね?」。実は、あったのです、そういうグループが。しかも手書き。信じられないです。私たちのグループは、実は私以外 PP を使ったことがなくて、もう少しで画用紙発表になるところでした。メンバーの1人に「私にとって」簡単な図を作ってあげると、いたく感激し、感謝されました。まさかそこだけ OHP は使えないですからね。結果的に7グループのうち3グループしか PP を使わなかったんです。ルームメイトも去年このクラスを取っていて、1グループのみ OHP だったそうです。なんという違い。しかも OHP だと文字が小さくて一番前に座ってる私さえも読めないんですからアピール力は半減以上になくなります。OHP のシート作るのって高いんですよ。でもパソコン使えばただですからね、しかもカラーだし。ワードで書いた文書をコピーアンドペーストしてメールで送ることさえ知らない人はまだまだアメリカにたくさんいるんです。これも去年、友達に教えてあげたら、すごく感激してました。

さ~ていよいよ夏休みです。今回は夏に授業を取らずにどこかで働こうかと思ってます。引越しもするし、いろいろ大変です(引越しは多分この夏2回あるでしょう)。卒業式の様子、また書きます。【第46話へ】

カリフォルニアミラマー大学

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