ELS 一覧

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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お鍋で炊飯

#8. (2001年06月16日)

こんにちは。日本は今梅雨ですか? 蒸し暑いんでしょうねぇ。こちらは梅雨はない代わりに日差しの強い日はかなり暑いです。ところが今日は朝から涼しい風が窓から入り(実は夕べの夜中、雷を伴う嵐でした)、午前中は涼しい台所で勉強できました。

さて今週は週末にかけて「何だか満足ぅ」という出来事が2つあったので報告です。

1つ目は昨日の昼ご飯に「ご飯」を炊いてみたということです。「そんなの大したことない」と思われるかもしれませんが、実は私たちのアパートには炊飯器がありません。ルームメイトの友達が1つ譲ってくれることになっているらしいのですが、未だ手に入っていません。

お米はあります。私は「錦」(Nishiki) というブランドが好きなのですが、今は人からもらったお米を使ってます。いわゆる「キャリフォルニア米」というものだと思います。

しかし炊飯器がないので、お米を食べるときはもっぱらルームメイトが作ってくれたおかゆかリゾットです(おっしゃれぇ~)。

ルームメイトが「日本では、おかゆって病人の食べ物ってほんと?」と尋ねるので「ほんまやで」と教えました。もう病人の食べ物はいやです! 昨日はどうしてもふっくらご飯が食べたかったのです。そこで「よっしゃ、この鍋で作ってみるか」とチャレンジしてみたのです。

鍋は普通の鍋です。厚底でもなければ南部鉄製釜でもありません。日本に住む妹からもらったごく普通のテフロン加工の小さ目の鍋です。

私はあの例の「♪始めちょろちょろ、なかぱっぱぁ~♪」という歌を思い出し、きっとこの通りにやればうまく炊けると確信し、歌のとおり実行してみることにしたのです。

まずお米を半カップ分測り(アメリカの1カップは250ccです)、洗いました。鍋に入れ、水の分量がわからなかったので小学校の時の「飯盒すいさん」を思いだし、指の第1関節分より少し少なめ(私の中指の第1関節は普通の人より長い)まで入れました。そして蓋。この蓋が透明だったことが後で実力を発揮します。

「始めちょろちょろ…」は、うちのレンジは電気コンロなので、最初は火力が弱く、「ちょろちょろ」に当たるだろうと思い、最初から強火にセットしました。

「なかぱっぱ」はきっと中間では強火という意味だと思い、そのまま沸騰させました。

「じゅうじゅうふいたら火を引いて」じゅうじゅうあわ立ってきたので弱火にしました。

「赤子泣いても蓋とるな」赤子はいませんので、そのまま蓋を取らずに水気がなくなるまで待つことができました。

蓋が透明だったため、中の様子がよく見えたことが幸いでした。泡立ちがなくなり、「炊けた」ようなので、今度はスイッチを切り、そのまま余熱で「蒸らし」ました。あ~この辺が天才とも言うべきところ…。蒸らしを1~2分ほどしたところで蓋をとると、何とふっくらご飯が炊けてるではないですか!!

全体をよく混ぜて余分な水分を飛ばすと、実においしいご飯でした。あんなに感動してご飯を作り、食べたことはありませんでした(小学校の飯盒すいさん以来)。

ルームメイトが鍋の中を見て、「え?どうやって作ったの?」と尋ねるので、「私は日本人。ご飯の炊き方はよく知ってるのよ」と自慢してしまいました。失敗していたらおかゆを覚悟して、「やっぱりおかゆが一番。消化にもいいしね」と言い訳するつもりでした。「今度作り方教えて」とまで言われ、「始めちょろちょろ…」を彼女に歌って聞かせるつもりです。

その昼のおかずはベーコンとねぎを炒めたものに、朝食の残りの目玉焼きを入れたもの(何じゃそりゃ?)。ご飯にはふりかけをかけました。ご飯の残り半分を夕食に食べ、おかずはステーキにしました。あ~おいしかった。

もう一つの「満足ぅ」は、またまた内容が長くなりそうなので次回ということで。いつも長い日記読んで下さって、本当にありがとうございます。ではまた。【第9話へ】

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