留学日記「学部オリエンテーションと運転免許の更新」

2001年の5月から2003年の5月まで、現役のアメリカ留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せてくださった留学日記の1編です。現在の留学事情とは異なる部分もありますが、 当時のアメリカ生活を伝える貴重な記録として、ひとつの読み物としてお楽しみください。

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学部オリエンテーションと運転免許の更新(第24話)

日付:2001年8月23日/執筆:トシエさん(当時アメリカ留学中)

留学日記本文

とうとう夏休みも終わりに近づきました。アメリカの夏休みは3ヶ月もありますが、そのうちの2ヶ月は授業だったので結構短く感じました。授業は先週で終わったのですが、昨日は、今年からの新しい大学院生のオリエンテーションがあったので行ってきました。

「新しい大学院生」といっても、私はここで1年暮らしているし、授業も取っているし、教授陣の顔も知っているので、とくに緊張することもなく、いつも授業を受けている教室へ行きました。そこで数人の顔見知りに出会い、ちょっと話をして席に着くと、学部の Director からの話が始まりました。

私が通う学部は言語治療コースと、聴覚学コースに分かれています(私は言語治療コース)。でも、その両方を合わせても30人くらいの人数でした。毎年何百人という人が応募してくるらしいですが、自分が入れたことを考えると「ほんまかいな?」と思います。

1人ずつ自己紹介をし(名前と出身大学、それとここでの専攻)、あとは教授陣の自己紹介がありました。その後は授業の取りかたの注意や、パーティがあるから来てね、などの告知があり、1時間ほどで終了。

あとは各自アドバイザーに会ってどんな授業を取るか相談をします。アドバイザーはもうすでに、この学期はこれを取るというスケジュールをコンピュータで作ってくれていて、それに従うだけです。とても簡単。私も自分のアドバイザーに会い、スケジュールをもらい、家路につきました。

私はこの秋3科目取ります。授業は火・水・木の3日間で、空いている時間にクリニック(子供の言語治療。私に当たった子供、気の毒に…)が入ると思います。

週3日というのはいいのですが、火曜日の「時間割」(この言葉久しぶりに使いました)がすごいです。まず朝の8時から授業があります。これは同じものが木曜日にもあります。朝の8時からの授業なんて生まれてこのかた受けたことがありません。で、その火曜日、何と夜の7時から9時半まで別の授業があります。なんか体調崩しそうです。今までこの授業を教えていた先生から、別の先生へ変わったようなので、時間も変更になったようです。でも次の日は夕方の授業が1つあるだけなので寝不足にもならないと思います。

先生と話をしたり、何じゃかんじゃとやっているうちに4時前になっていました。私はこのあと運転免許の更新に行くつもりだったので免許事務所へ向かいました。

「免許更新したいんですが…」というと、3ヶ月前に新しいプレートをもらいにこのオフィスに来たときにはまだ新米だったロビンちゃんが応対してくれました。免許証を見せると「(あなたの場合は)更新には書類が要るんだけど。ほら、ここに書いてるでしょ」とロビンちゃん、結構慣れてきたみたいです。「書類って何ですか?」というと、「例えば、I-94(アメリカ入国カード)とか…」という答え。そうか、私は外国人だったんだ、とこの時改めて思い出しました。

で、「すぐ戻ります」といい、自分のアパートに戻りました。オフィスは私のアパートから車で5分のところにあります。家に戻ってパスポートをつかみ、再びオフィスへ。するとまたまたロビンちゃんが応対。古い免許証を見ながら「住所はアセンズ(前の大学があったところ。そこに住んでいるときに取った免許だから)?」と尋ねてくるので、「いえいえ、ケントに住んでます」と言いました。だって、「すぐ戻ります」って行って10分で戻って来てるのに、何でここから車で4時間もかかるアセンズに住んでるって思うのよぉ。ま、事務的な確認だと思いますが。

あとは、「身長と体重は同じ?」と聞かれたので「身長は同じです」と言い、体重は1ポンド増やしておきました。その後は、いろんなこと聞かれて(臓器の提供や、精神的な異常などないかなど。日記4参照)、その後、視力検査をして写真を撮ります。

視力検査の前にロビンちゃんが「日本のどこの出身?」というので「オオサカ」と答えると、「そこ、私の兄さんが(弟かもしれない)いるところよ」ですと。急にロビンちゃんを身近に感じました。

写真を撮る場所にはかわいいベンチが置いてあり、特殊なカメラのレンズ部分には "Smile. Say Cheese" という文字と、スマイルマークが描かれています。前にもお話しましたが、アメリカの免許証の写真は、笑っててもいいんです。でも、「どの程度笑うか」というのが問題です。現にできあがった私の写真は、唇の端が引きつり、ほっぺたがむにゅ~とでてて、全然かわいくないです。前の免許の方がずーっと良かった(ま、若くもありましたが…)。前に撮ったものは、顔の面積が大きかったのに、今度は胸から上、という感じになりました。日本のように「顔の大きさはこれ」という規格がないのでしょう。やっぱりアメリカ~ンです。

明日からナイアガラの滝へ行きます。授業前のしばしのバケーションを楽しんできます。ではまた。

※文章の内容は、当時の状況をもとにした執筆時点の情報です。現在のアメリカ留学・生活事情とは異なる部分があります。

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